Difference between revisions of "User:Foral/JA/Documentation/2.3/KnownIssues"
From Apache OpenOffice Wiki
< User:Foral | JA/Documentation | 2.3
m (JA/Documentation/2.3/KnownIssues moved to User:Foral/JA/Documentation/2.3/KnownIssues: by request of takizawa-san http://ja.openoffice.org/servlets/ReadMsg?list=discuss&msgNo=18342) |
|||
(7 intermediate revisions by 3 users not shown) | |||
Line 1: | Line 1: | ||
{{Japanese}} | {{Japanese}} | ||
+ | |||
+ | = OpenOffice.org 2.3 既知の問題と回避方法 = | ||
+ | |||
+ | このページでは、OpenOffice.org 2.3にある既知のバグや問題のうち影響が大きいと考えられるものとその回避方法などの情報を集めています。この他にも問題や回避方法を見つけた場合には、IssueTrackerに報告するとともに、このページにも情報を書き加えてください。 | ||
== SELinuxをEnforcingモードで使用しているとOpenOffice.orgが起動しない == | == SELinuxをEnforcingモードで使用しているとOpenOffice.orgが起動しない == | ||
− | * 問題: SELinuxをEnforcingモードで使用しているとOpenOffice.orgが起動しません。また、端末から/opt/openoffice.org2.3/program/ | + | * 問題: SELinuxをEnforcingモードで使用しているとOpenOffice.orgが起動しません。また、端末から |
− | * | + | $ /opt/openoffice.org2.3/program/soffice |
+ | などというコマンドを実行しても、"no suitable windowing system found, exiting."というメッセージが表示されるだけでOpenOffice.orgが起動しません。 | ||
+ | * 回避方法1: セキュリティコンテキストを変更する | ||
+ | root権限で | ||
+ | # chcon -t textrel_shlib_t /opt/openoffice.org2.3/program/libvclplug_gen680li.so.1.1 | ||
+ | というコマンドを実行すると、この問題を回避できます。 | ||
+ | * 回避方法2: SELinuxをPermissiveモードにする | ||
+ | Permissiveモードにするにはroot権限で | ||
# setenforce 0 | # setenforce 0 | ||
というコマンドを実行します。 | というコマンドを実行します。 | ||
− | * Issue番号: [http://www.openoffice.org/issues/show_bug.cgi?id=80816 | + | * Issue番号: [http://www.openoffice.org/issues/show_bug.cgi?id=80816 i80816] |
== フォントワークオブジェクトが表示されない == | == フォントワークオブジェクトが表示されない == | ||
* 問題: フォントワークオブジェクトのシェープを変更すると、フォントワークオブジェクトが表示されなくなってしまいます。また、フォントワークオブジェクトを含むファイルを開いたときにも、フォントワークオブジェクトが表示されません。 | * 問題: フォントワークオブジェクトのシェープを変更すると、フォントワークオブジェクトが表示されなくなってしまいます。また、フォントワークオブジェクトを含むファイルを開いたときにも、フォントワークオブジェクトが表示されません。 | ||
* 回避方法: 今のところありません。OpenOffice.org 2.2.1をお使いください。 | * 回避方法: 今のところありません。OpenOffice.org 2.2.1をお使いください。 | ||
− | * Issue番号: [http://www.openoffice.org/issues/show_bug.cgi?id=81609 | + | * Issue番号: [http://www.openoffice.org/issues/show_bug.cgi?id=81609 i81609] |
== 「滑らかな線」ダイアログが小さすぎる == | == 「滑らかな線」ダイアログが小さすぎる == | ||
* 問題: [http://www.openoffice.org/nonav/issues/showattachment.cgi/48064/smooth_lines_dialog_ja.png 「滑らかな線」ダイアログ]が小さすぎるため、「中間点」と「データポイントの配列」プロパティを設定することができません。 | * 問題: [http://www.openoffice.org/nonav/issues/showattachment.cgi/48064/smooth_lines_dialog_ja.png 「滑らかな線」ダイアログ]が小さすぎるため、「中間点」と「データポイントの配列」プロパティを設定することができません。 | ||
− | * 回避方法: | + | * 回避方法: [http://ja.openoffice.org/download/2.3.0/chartfix_i81390.html 修正パッチ]が出ています。これを適用してください。 |
− | * Issue番号: [http://www.openoffice.org/issues/show_bug.cgi?id=81390 | + | * Issue番号: [http://www.openoffice.org/issues/show_bug.cgi?id=81390 i81390] |
== 「軸」ダイアログ(「補助線」ダイアログ)の一部の文字が見えない == | == 「軸」ダイアログ(「補助線」ダイアログ)の一部の文字が見えない == | ||
* 問題: [http://www.openoffice.org/nonav/issues/showattachment.cgi/48221/axes.png 「軸」ダイアログ]と「補助線」ダイアログの一部の文字が見えず、どの軸に対応するのか分かりません。 | * 問題: [http://www.openoffice.org/nonav/issues/showattachment.cgi/48221/axes.png 「軸」ダイアログ]と「補助線」ダイアログの一部の文字が見えず、どの軸に対応するのか分かりません。 | ||
* 回避方法: 「軸」については一番上から「X軸」「Y軸」「X軸」、「第2軸」については一番上から「X軸」「Y軸」という順番で並んでいます。 | * 回避方法: 「軸」については一番上から「X軸」「Y軸」「X軸」、「第2軸」については一番上から「X軸」「Y軸」という順番で並んでいます。 | ||
− | * [http://www.openoffice.org/issues/show_bug.cgi?id=81560 | + | * Issue番号: [http://www.openoffice.org/issues/show_bug.cgi?id=81560 i81560] |
+ | |||
+ | == HKEY_CURRENT_USER直下に間違ったレジストリキーが作成される == | ||
+ | * 問題: 2.3をインストールすると、HKEY_CURRENT_USER直下に次の2つのレジストリキーのデミリタが '\' ではなく '/' である為にそれぞれ一つのキーとして作成されてしまいます。 | ||
+ | 'Software/OpenOffice.org/OpenOffice.org 2.3/ShellNew' | ||
+ | 'Software/OpenOffice.org/OpenOffice.org 2.3/StartMenu' | ||
+ | * Issue番号: [http://www.openoffice.org/issues/show_bug.cgi?id=81440 i81440] |
Latest revision as of 01:34, 5 May 2009
OpenOffice.org 2.3 既知の問題と回避方法
このページでは、OpenOffice.org 2.3にある既知のバグや問題のうち影響が大きいと考えられるものとその回避方法などの情報を集めています。この他にも問題や回避方法を見つけた場合には、IssueTrackerに報告するとともに、このページにも情報を書き加えてください。
SELinuxをEnforcingモードで使用しているとOpenOffice.orgが起動しない
- 問題: SELinuxをEnforcingモードで使用しているとOpenOffice.orgが起動しません。また、端末から
$ /opt/openoffice.org2.3/program/soffice
などというコマンドを実行しても、"no suitable windowing system found, exiting."というメッセージが表示されるだけでOpenOffice.orgが起動しません。
- 回避方法1: セキュリティコンテキストを変更する
root権限で
# chcon -t textrel_shlib_t /opt/openoffice.org2.3/program/libvclplug_gen680li.so.1.1
というコマンドを実行すると、この問題を回避できます。
- 回避方法2: SELinuxをPermissiveモードにする
Permissiveモードにするにはroot権限で
# setenforce 0
というコマンドを実行します。
- Issue番号: i80816
フォントワークオブジェクトが表示されない
- 問題: フォントワークオブジェクトのシェープを変更すると、フォントワークオブジェクトが表示されなくなってしまいます。また、フォントワークオブジェクトを含むファイルを開いたときにも、フォントワークオブジェクトが表示されません。
- 回避方法: 今のところありません。OpenOffice.org 2.2.1をお使いください。
- Issue番号: i81609
「滑らかな線」ダイアログが小さすぎる
- 問題: 「滑らかな線」ダイアログが小さすぎるため、「中間点」と「データポイントの配列」プロパティを設定することができません。
- 回避方法: 修正パッチが出ています。これを適用してください。
- Issue番号: i81390
「軸」ダイアログ(「補助線」ダイアログ)の一部の文字が見えない
- 問題: 「軸」ダイアログと「補助線」ダイアログの一部の文字が見えず、どの軸に対応するのか分かりません。
- 回避方法: 「軸」については一番上から「X軸」「Y軸」「X軸」、「第2軸」については一番上から「X軸」「Y軸」という順番で並んでいます。
- Issue番号: i81560
HKEY_CURRENT_USER直下に間違ったレジストリキーが作成される
- 問題: 2.3をインストールすると、HKEY_CURRENT_USER直下に次の2つのレジストリキーのデミリタが '\' ではなく '/' である為にそれぞれ一つのキーとして作成されてしまいます。
'Software/OpenOffice.org/OpenOffice.org 2.3/ShellNew' 'Software/OpenOffice.org/OpenOffice.org 2.3/StartMenu'
- Issue番号: i81440